ご挨拶
~ 初志を振り返る ~
田の上いくこです。
14年前江戸川区議会議員選挙に立候補を決めるまで、私は外資系のメーカーで会社員として働いていました。シドニー大学で国際政治を勉強していたことから、政治に携わりたいという思いはあったものの、たくさんの挫折を経験し、企業に就職しました。
しかし、円より子参議院議員(当時)の「女性のための政治スクール」に出逢い、「普通の人でも選挙に出ることができる」とおしえていただき、また「普通の人」こそ選挙に出なくてはいけない!と、政治の世界に足を踏み入れました。
しかしながら、現在の選挙制度は、資金のない者には厳しく、また、社会ではワーク・ライフ・バランスをうたいながらも、実は家庭と両立しながらの選挙活動は難しく、「普通の人が政治に挑戦するには、まだまだ険しい道となっています。
政治資金の不正使用などで政治家が叩かれる中、今こそ生活者の感覚を失ってはいけないのに・・・。
私の今までの人生は、まさに山あり谷ありでした。失敗し、何度もやり直し、辛酸をなめてきた者だからこそ、できる政治があると思っております。
ひとり親家庭で育ち、働く母親の姿を見ながら、幼い頃から社会の冷たさ、民法の残酷さを感じてきました。親の離婚、再婚、自分自身の結婚、離婚・・・で姓が何度も変わりました。おかしいと思うことは、自分の手で変える努力をしなくてはなりません。
また、私自身も親になり、自分よりも大事な存在である子どもの未来を考えるようになりました。環境や平和・・・、当たり前のようにある日常を守っていかなくてはなりません。
今、女性のための政治スクールで先輩議員におしえていただいた言葉を思い出しています。「選挙は、出なければ負けない。でも、出なければ勝ちもしない。」
普通の人ができる政治を、当たり前の政治を実現するために、どうぞ皆様のお力をお貸しください。
2016年12月
田の上いくこ