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経済・港湾委員会視察

2011年07月27日

経済・港湾委員会で関西方面へ行政視察。1日目は、中央卸売市場の神戸市場。平成7年1月17日の阪神・淡路大震災により倒壊した北館などが使用不能となり修復。地割れや陥没など大変な状態だったようです。それとは別に老朽化による施設の建替え・再整備事業を行った市場。いち早くPFIを取り入れ民間が建設、神戸市に一旦所有権を移転し、民間が運営するというBTO方式を採用。平成21年から供用開始していますが、道路を隔てて加工場や冷蔵庫があった市場は使いにくく、運河(兵庫港)の一部を埋め立てて新設。 やはり地下鉄が通る4車線は流通の障害となったようでした。次に神戸港の震災後の復旧・復興への取り組みについて視察。外貿貨物の約7割を取り扱っていた21のコンテナターミナル全てが使用不能となる大惨事だったそう。しかし、一方で道路が使えなくなった町の海上ルートとして物資や人員輸送に港は重要でした。東京港も含む京浜三港も日本の戦略港のひとつとなりましたが、被災した場合に優先して復旧しなければならないところを勉強させていただきました。2日目は大阪に移動し、ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO」を視察。 中小企業振興はどこの自治体でも取り組んでいますが、大阪府が取り組むものは、従業員が数人の小規模な事業所より少し大きめの中小企業に絞ってターゲットとし、戦略的に進めるもの。相談体制においてもワンストップ化を図り、どこに相談したらいいかわからないのではなく、行政が積極的に介入。また交流会・商談会の企画を年間55回も行っていました。また、面白いのは、一人ひとりに責任を持たせる企業パートナー制度の導入で、行政職員一人が30社を顧客として受け持つ制度。いわゆる「お役所式」にならず、一生懸命取り組むこともできるし、企業側からの信頼も得られるはず。 普段は、緊迫している経済・港湾委員会ですが、委員は皆笑顔を見せながら一生懸命勉強しました。

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