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経済・港湾委員会(産業労働局) 議事録

2011年09月01日

(1) 雇用情勢が一層厳しさを増す中で、求職者ひとり一人に応じたきめ細かい就業支援を実施するとして、補正予算での緊急雇用対策、ならびに来年度予算案においても雇用就業支援に力を入れていることは理解をいたします。そして、就職が厳しいという状況は障害者にとっても長年の課題であります。今回、障害者の職場定着支援における減額(1,700万円)が見られますが、地域の現状では、就職が決まっても、離職者が多く、またその離職者の就労支援をしています。江戸川区の場合は、230名ほど就業しても離職者が70名ほどであり、決まっては、また離れ、また就業支援し・・・の追いかけっこです。都では、離職者の現状をどのように認識しているか、まず伺います。

(2) 障害者の就労に関しては、さまざまな取り組みを研究し、施策を施行しているところとは思いますが、職場への定着支援は、東京ジョブコーチ支援事業以外は、企業側にたったサポート事業です。求職者ひとり一人には、きめ細かい支援が必要であるとしながら、障害種別によってさらにきめ細かい支援が必要になる障害者の職場定着支援について、個人へのさらなる対応が必要になると思いますが、ご見解を求めます。

(3) 東京ジョブコーチ支援事業においては、昨年10月末の質疑で「支援日数を原則として、最大20日としているが、この支援期間終了後においても、新たな問題が発生した場合などには、企業や障害者の状況を踏まえて柔軟な対応を実施」との答弁をいただきました。ジョブコーチが支援期間を終えて、対応した例は、どれくらいあるのでしょうか?カウンセリングの役割を果たし、離職につながらなかったなどの事例はあるのでしょうか?

(4) 現在各区市町村にある事業所が障害を持っている方を就労させ、長く就労してもらうための支援はハローワーク及び支援機関が行っています。ジョブコーチの制度はあるものの、障害者人口も増え、就労者の人数が増えている中で、障害種別の特徴も含め、きめ細かな対応をすることが求められています。東京ジョブコーチは、何名に対応する予算になっているのでしょうか?また、今後ジョブコーチのニーズ見通しをどのようにお考えなのかお聞かせください。

(5) 就業支援と定着支援は、どちらも必要不可欠です。ジョブコーチのみならず、なぜ離職者が増えるのか、原因を研究し、定着に向けたさらなる支援が望まれます。今後の方向性について、ご見解をお聞かせください。

(6) 次に雇用フェアについて伺います。昨年私の地域の近隣で言うと、11月に墨田区での障害者就労支援フェア、12月に江戸川区での障害者就労支援・雇用促進フェアが行われました。いずれも区と地元ハローワークの共催という形になっています。私も実際に足を運んでみましたが、来場している求職者は、さまざまな地域から集まっており、江戸川区船堀で行われたフェアに八王子から訪れている方もいました。障害にも肢体不自由から知的障害などいろいろありますが、遠方から訪ねてくる人のことを思えば、なるべく地域ごとに開催できないものかと思います。また、遠方からやってくる例は、珍しくないと聞きます。障害者の就労意欲と企業と面会する機会がマッチせず、わざわざ遠方から訪れるわけです。各地域で雇用フェアを開くことが当然に求められています。産業労働局では、どのような取り組みをしているのでしょうか?

(7) 区部と多摩での開催とのことでしたが、地域で雇用フェアを開くことは、求職者だけではなく、企業にとっての意識付けにもなります。企業が所在している地域にも障害者がいて、就業を希望しているのだということが現実としてわかります。12月の江戸川区障害者就労支援・雇用促進フェアでは、26社が参加し、183名の面接人数、308件の面接件数という結果になりました。結果は、不採用件数213件、保留件数87件、採用人数は8名でした。また、8名のうち4名が江戸川区の方で、残りは他の地域の方でした。各地域で開催する必要性についてどのようにお考えか伺います。

障害者の就業には、さまざまな角度からの取り組みが必要であることは、ご案内かと思います。東京都障害者就労支援協議会では、各企業の代表者の方々も委員として参加されています。福祉保健局と連携し、是非企業側のニーズを把握し、問題解決に努めていただきたいと思います。同時に企業の意識醸成、またおっしゃるように求職者の面接等の訓練も必要です。それでもマッチングがうまくいかない場合があるかと思います。求職者、就職者が増えている現実を鑑み、機会の拡大という意味で就業先の開拓をなお一層積極的に取り組まれることを要望して、終わります。