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遊就館を見てきました

2006年03月31日

百聞は一見にしかず。靖国神社の遊就館を見てきました。戦争の悲惨さはどんな人にとっても同じです。鹿児島の知覧に行ったときも感じましたが、残してきた家族を思う気持ちは皆同じ。国のために戦った人たちを慰霊してあげたいという気持ちはよくわかります。 特攻兵が家族に残した手紙などを読むと、死を覚悟し「靖国で会いましょう」と結んであります。自分がそこに入ることをわかっていて出陣しているわけですから、靖国に戻すなともいえません。まず、日本の神道から理解しなければ、なかなか難しいと思いました。 慰霊することは当然であるわけですが、「合祀」というところが引っかかります。A級戦犯が祀られているということが問題です。A級も何も東京裁判で判断されただけであり、皆戦争の犠牲者であることは確かですが、やはり誰かが責任をとらなければいけないとしたら、 このA級戦犯と言われた人たちしかいないのです。現代に置き換えて考えましょう。もし、自分の親が殺され、その殺人犯が神として祀られていたら、どんな気持ちでしょう。それを国をあげて総理大臣が参拝していたら・・・?千鳥が淵にある戦没者の慰霊碑にも行きました。無名戦没者の慰霊です。こちらは、打って変わってひっそりとしていました。複雑な気持ちです。