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豊洲実証実験

2010年04月28日

大雨の中、豊洲の新市場予定地へ行きました。築地市場の移転・再整備の議論は今年度が大詰め。3月の予算議会で築地市場現在地再整備も議会や都が検討することになりましたが、そうはいっても豊洲を勧めたいのが東京都。昨年12月に田の上が質問したときには、トリータビリティ(汚染除去の調査がその土地にあっているかどうかを調べるテスト)はやらないと答えておきながら、名前を変えて実証実験を行うと言い出し、2月から実験が始まっています。 土壌汚染を除去するには、いくつかの方法を駆使しなければならず、中温加熱処理や微生物処理、洗浄処理などが行われています。3月10日に急遽この実証実験の中間発表をした都は、最終的には6月末までに結果を出すと言っています。しかし、微生物処理は実験室ではなく、そのまま土壌で行う場合、6ヶ月は様子をみなければならないと専門家が言っています。また、地下水の処理については、改正土壌汚染対策法において2年間のモニタリングをしなければいけないとなっており、実証実験の結果を出すことはできますが、十分な検証とは言えません。 また土壌汚染処理をするにあたって、初期値(汚染度:有害物質の濃度)をいまだに発表していない東京都。これではデータの信頼性が失われます。

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