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被災地へ(塩釜市・石巻市)

2011年04月27日

結果は反省するべきところの多い地方選挙が終わり、27日の0時に出発。被災地へと向かいました。塩釜市でボランティア。朝9:00に登録を済ませ、グループごとに支援のお宅へ車で移動。私がお手伝いしたのは、港町の10所帯程度のアパートのがれき撤去。津波により流されないまでもすべてのものが使えないため、すべて襖や畳も含めてゴミにしていきます。濡れた畳はおそろしいほど重く、まだ泥があまりついていないものは、2人がかりで運べますが、津波によって油や泥と一緒にぐちゃぐちゃになった畳は、4人がかりで運びます。ガラスで手を切らないようにゴム手袋を二枚重ね。釘を踏まないように防災靴をはいていきました。大事かな?と思うものはよけて、衣類や食べ物、家電などさまざまなものをゴミ処理にするため運び出します。全身埃と泥でべちゃべちゃになりながら、15時半に終了。社会福祉協議会のセンターまで戻って、もはや海の家のように駐車場で着替え。 残念ながら、宿が見つからず(長期のボランティアや自治体の派遣の方々がいるようです)、日帰りとなりました。災害ボランティアセンターに貼られた応援の言葉の数々に心を温かくしながら、夕方その足で石巻市へ。ここはもう言葉が出ないほどの風景。戦争の後だったらこんな感じかもしれないと思いました。建物は倒れ、地盤沈下し、未だに水につかっている会社。大きなタンクが倒れ、肥料があちらこちらに点在している会社。車はもちろんのこと、電車が沈み、線路も壊れ、貨物ローリーが倒れ・・・。さらに進むと、舗装された道路があったはずなのに、土の道となり、信号も交差点もない荒野にがれきの山。「捜索済」と書かれた紙が貼ってあるがれきの山がいくつもあり、ここでは遺体を捜したのであろうと思われます。日和山に登って、町全体を見渡しました。もともと観光地であったと思われるスポットですが、そこから見える灰色の風景。常に埃が舞っているのでしょうか。日本の果てを見た気がします。 また、車を交代で運転し、28日未明東京に戻ってきました。24時間以上睡眠を省き、一気に済ませた感じですが、宿がなくても車で寝泊りしているボランティアの皆さんもいて、本当に頭が下がります。次は、さらに北へと行き、ほんの微々たるものですが、何かしらのお手伝いをしたいと思います。(*1-2枚目は塩釜での画像 3-6枚目は石巻)

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